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偏平足について

2021年7月2日

偏平足が良くないということは別に最近言われ始めたことではない。

僕が子どものころにはすでに言われていたし、そのチェックも保育園や学校などであった。

実際僕の幼馴染にも偏平足の子はいた。

だが、最近、偏平足の子がやたらと多く感じる。

子どもだけではない。大人もたくさんいる。

僕が仕事をしている整体に通っている人の多くは偏平足だ。

それは僕が仕事上気にしているから多く感じるだけなのかもしれないが、偏平足が身体に及ぼす影響を考えるととても危険に感じる。

 

原因は何なのかと考えることもある。

運動量が減っているのか、靴の性能が良くなりすぎて自分の足の筋力を使わなくてよくなってきたせいか。。。

しかし、「運動不足=偏平足」というのは成り立たない。

実際に僕の幼馴染も運動能力はかなり高かったし、短距離走で彼に勝ったことはなかった。

 

それよりも偏平足が身体にどういう影響を及ぼす可能性があるかを考えたほうが良いし、それによる身体のトラブルを起こさないための対策を考えて行った方が良さそうだ。

 

まず、偏平足とはどういった状態か下の写真を見てみよう。

これは偏平足の10歳の子の足を横から撮った写真。

足のアーチが完全につぶれていて、土踏まずが全くないのが見てすぐに分かる。

足全体も薄っぺらい印象がある。

 

それに対して僕の足の写真。

 

40代半ばのおっさんの足ではあるが、年齢だけの問題ではないのは分かってもらえると思う。

しっかりとアーチがあり、土踏まずはくっきり、足全体に厚みもある。

そのせいでスマートな靴が履けないという悲しい運命でもあるのだが。。。

 

次に正面から見た写真。

 

この写真を見て大事なポイントは、「土踏まずが全然ないね」ではなく、「足が内側に倒れている」ということ。

少しこの写真では分かりにくいかもしれないが、足首が内反しているということを見逃してはいけない。

下の僕の足の写真と見比べると分かってもらえるだろうか。

 

「足」とはその上の「脚」を支える土台である。

足を家で例えると、地面からまず最初の柱を支えるための基礎部分である。

家を建てるときの最初の柱はとても大事で、しっかりと垂直に立てなくてはいけない。

しかしその土台である基礎部分が傾いてしまうと、柱を垂直に立てるのはほぼ不可能になってしまう。

仮に垂直に立てることができたにしても基礎部分との間には相当なストレスがかかってしまう。

もし、5階建ての家で1階の柱が傾いているとどうなるか?

その家はとても弱くなり、大きな地震が来た時にどうなるかは容易に想像できるであろう。

 

偏平足とはそのような状態が身体の中で起こっているということである。

そんな身体で日常生活を送っていると、長年身体を使っていることにより負担がどんどん広がり、膝、股関節、腰、肩、首、顎関節などいろいろな箇所にその歪みの影響によるトラブルが出ても不思議ではない。

さらに負荷の強いハードな運動をしたとすればどうなるだろうか?

「運動は健康に良い」なんて神話は簡単に崩れ落ちてしまうだろう。

ちなみに先に述べた僕の幼馴染は、高い運動能力を持ちながらも高校時代には膝の怪我に悩まされ、思う存分その実力を発揮とはいかなかった。

 

では、偏平足による身体のトラブルを起こさないために、どのように対策していくか?

一つ目はアキレス腱を伸ばすようなストレッチ、また足首の柔らかさに頼った生活動作を無くしていくこと。

二つ目は足裏の筋肉の強化をすること。

 

まず一つ目についてだが、偏平足の人はだいたい足首が柔らかい。

和式トイレも楽々座れる。

これだけ聞いていると、とても良いことに思えてくる人が多いのではないだろうか?特に日本人であれば。

しかし、一般的に足首の柔らかさを表す足首の背屈動作、つまりアキレス腱を伸ばす動きは可動域が進めば進むほど少しずつ足首が内反する方向に力が逸れていく。

その動作を繰り返すことやその動きに反発する力が弱ければ、足首を支える靭帯は内反する動きや土踏まずを押しつぶす方向に対して弱く、緩くなっていく。

それが常態化することによって、足という脚の土台が傾いた状態に落ち着いてしまうのである。

僕自身、10代から20代前半にかけて野球をやっていた時は、全体での準備体操や個人的な体操などでアキレス腱のストレッチをよくやっていた。

しかし、その後今の考え方に辿り着いてからは、以前よりもはるかに足首周りの不調はなくなり、身体全体への負担も軽減した。

準備体操のメイン的存在として全国的に行われている「アキレス腱伸ばしのストレッチ」は、すぐにでも廃止するべきだと個人的に思っている。

もし、どうしてもアキレス腱伸ばしのストレッチをさせるのであれば、それによって足に悪い影響が出ないフォローも含めてやっていかなくてはいけない。

また、生活動作の中でも足首の柔らかさに頼ったしゃがみ方などを極力減らしていかなくてはいけない。

特に女の人に多い、両足のつま先は外を向いて開いているのに、膝を閉じたしゃがみ方は足首にとても悪い。

 

次に二つ目の足裏の筋肉の強化であるが、これについては、毎日3分ほどで良いので蹲踞(そんきょ)の時間を作ってみると良い。

 

大事なポイントは、上の写真のように踵を目いっぱい上げること。

母指球から足首までの足の骨を地面に垂直に立てるようなイメージである。

さらに上半身の姿勢が悪くならないように、両腕をしっかりと万歳をした状態をキープするとなお良い。

この蹲踞の状態でグラグラしないように1分間を目指してがんばってほしい。

できればそれを3セット。

まずは毎日これだけをやってほしい。

しかし、偏平足の人にとっては、おそらくこの1分間がものすごくつらいことだろう。

この蹲踞の姿勢をキープするための足裏の筋肉こそが足のアーチを作る筋肉であり、それが強化されればされるほど、立った時に土踏まずにかけてかかってくる自分の体重を受け止める役割を果たすのである。

 

1分×3セットが余裕になってくると、さらに足首の形が崩れないように上半身をバウンドさせてみると良い。

簡単に言うと「うさぎ跳び」である。

僕が子どもの時にはすでに「うさぎ跳びは良くない。膝を痛める」と言われていた。

しかし、僕の想像では、うさぎ跳びによって膝などを痛めていたのは偏平足で足首がフニャフニャの人だったと思う。

足にしっかりとしたアーチがあり、足首がしっかりした人は足首や膝に負担が来ない。

ジャンプの衝撃を股関節で受け止められるので、結果として強いケツが作られる。

このように良い結果があったからこそ、一時期足腰のトレーニングとして推奨されてきたのである。

だからやり方さえ間違っていなければうさぎ跳びはとても良いトレーニングなのだ。

せめて、このうさぎ跳びによる衝撃くらいではフニャフニャと形を崩してしまわないくらいの強い足と足首を作っていってほしい。

 

以上、長々と述べてきたが、心当たりのある人はぜひ改善に向けて取り組んでほしい。

自分がどうなのか、自分の子どもがどうなのか分からない人、改善に向けた方法に自信がない人は、ぜひ「施術室まおん」に来ていただきたい。

 

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