カポエイラ目黒道場

奏
歌
舞
闘
闘
闘

 

目黒道場が考えるカポエイラとは

カポエラってダンスなの?格闘技として強いの?都内の道場で聞いてみた

【バーグハンバーグバーグ社の新たな情報発信メディア「ヌートン」に目黒道場でのインタビュー記事が載りました】
カポエイラとは、かつて「ブラジルで奴隷として働かされていた人たちが自由を勝ち取るために使った戦いの手段」でした。
その戦いは生きるか死ぬかの戦いであり、自分が生き抜くためにはどんなことでもしました。
武器をほとんど持たない奴隷たちは、殴る蹴るにとどまらず、頭突きをする、目を突く、急所を攻撃する、関節をきめる、カミソリを使うなど相手を倒すために有効なことはなんでもしてきました。

しかし、奴隷が戦うための方法を普段から練習することなどもってのほかです。
ハードな労働の合間のわずかな休憩時間にのみ練習をすることは可能でしたが、それを別のものにカモフラージュする必要がありました。
奴隷として働かされていた人たちの多くはアフリカから連れてこられた人たちでしたが、アフリカで使っていた楽器を演奏することは許されていました。
脱走をもくろむ奴隷たちは楽器を演奏し、歌をうたい、見張りが回ってきたときにいつでもダンスに見せかけられるようにしながら戦いの練習をしました。
その形が今でもカポエイラの形として残っています。

よくカポエイラはダンスと混同されますが、ダンスではありません。
あくまでも戦いであり、日本風に言うと武術です。
ルールを作り、それにのっとって勝ち負けを競う競技スポーツでもありません。そんなカポエイラを仲間同士で行う際に一番大事とされることがお互いの倫理観です。
仲間同士でのカポエイラはホーダという形で今に至るまで受け継がれています。
ホーダとは集まったみんなで輪になり、楽器を奏で、歌を歌いながら、その輪の中に交代で2人が入り相手と技の駆け引きを行うものです。
集まった人みんなが熟練者とは限りません。
熟練者は未熟な人に対して駆け引きをしながら動きを上手に誘導してあげます。
自分の力をひけらかすように一方的に攻撃を仕掛けるのは、ホーダにおいては良くないことです。
相手が避けきれないほどのスピードで攻撃をしません。
相手を見ながら時には攻撃を途中でとめたり、軌道を変えたりして動きに合わせてあげます。
逆に熟練者同士では実際に当てに行くつもりで攻撃を出したり、足を引っ掛けて転ばそうとしたり、技をかけて相手を倒そうとしたりします。
そうしなければ、ホーダが盛り上がらず、お互いの上達にも繋がらないからです。現在では女性や子どもも多くカポエイラをしています。
どんな人でも同じホーダの中で楽しめることがカポエイラのとても素敵なところです。
悪意を持った人がホーダに加わることも良くないことです。
相手を尊重し、相手の力加減を判断しながら楽しめる社会的な力がカポエイラにはとても必要とされます。
音楽、技の駆け引き、みんなの気持ちなど全ての調和が上手くとれたときホーダは最高に盛り上がります。

もともとは生きるか死ぬかの過酷な戦いで生まれたカポエイラも、現在ではとても思いやりのある理想的な社会を凝縮したようなものとして受け継がれています。
記録や勝ち負けなどでは決してその価値を計れないカポエイラの世界にみなさんも参加してみませんか?

2012年4月 カポエイラ目黒道場

道場主 渡部 健志

★カポエイラを始めようと考えている皆様へ★

カポエイラには様々なスタイルがあります。

実際に体験してみないとどのカポエイラが自分に合っているかは分からないものです。

家から近い、時間帯の都合が良いなどで簡単に決めてしまうのはあまり良いことではありません。

通える範囲でいくつかのグループを体験してみて、自分に一番合うスタイルを決めることはとても大事なことです。

自分の所属するグループを決めるのに半年や1年かけることも決して長すぎるとは言えません。

カポエイラはとても奥が深いものです。

エクササイズ感覚で楽しむのか、本当に深いものを追求したいのかでも選ぶグループは変わってきます。

長くカポエイラを楽しみたい方は、ぜひゆっくりと時間をかけて自分のグループ選びをしてください。

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